11.22.01:24 [PR] |
03.11.03:01 マジックマッシュROOM【サブリミナル】 |
いっけん遠目からみると
キノコにみえるけれど
残念、無影灯でしたというオチな絵。
今回はボールペンでラクガキしたものを
色塗ってみたのです。
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たまーに覗くとなにかやってるかもね
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さて、話しかわって
今日はイチゴの話。
ふと立ち寄ったコンビにで雑誌を覗くと
イチゴにくちづけしてる女の子の写真が。
なんかイチゴの赤みがやけに妖艶だったのよね。
そんなんで、イチゴの絵を描こうと思ったのでした。
他の要素(人や熊など)はなるべく平面的に、
イチゴだけ立体的に浮かび上がる感じで・・・
でもそこまで違和感ないように・・・
そんなことを考えながら描いていました。
自分はいつも描くとき心がけることは
「対象物を記号化する」ということ。
イチゴも例外でなく、記号化して描いています。
イチゴの種を見てください
まず種の形。
数字の「6」を描くようにすべて描いてます。
もちろん方向とか考えながらですけど。
そして次にテカリ方。
イチゴは種の凹凸にあわせてテカリます。
だからハイライトを塗るのは種を避けるように。
さらに、「ぬめり」を表現するために
ハイライトにちょっとシャドーをいれます。
画像を見ると上方から光が当たっているわけですが
その影になる下側にもハイライトを入れます。
ここで注意するのが
輪郭線とハイライトがくっつかないようにすること。
今回の絵の大きさですと
最低1~2mmくらいは離します。
イチゴはよく観察すると、透き通るような輝きをしてます。
それを表現するには、ハイライトと輪郭線を離すんです。
輪郭線にそってハイライトを描くと
金属的な、透き通りのない輝きになります。
いちばん表面の部分に光が反射するからなんですよね。
一方、イチゴや透き通るような対象物は
すこし表面から内部に入ったところで光が反射します。
だから、よくみると輪郭線とハイライトが離れている。
比べてみてください。
テカリの部分に注目↓
①透き通っている
②透き通ってない
②のほうは、なーんかワザとらしい感じがするんですよね。
テカリ過ぎなんです。
なんか堅そうなイメージも覚えます。
ではこれはどうでしょうか
おそらく「透き通っているな」と感じるのは左の球体だと思います。
左は「輪郭線とハイライトを離している」
右は「輪郭線に沿ってハイライトを入れている」
右はどっちかというと
金属的な感じがしますよね。
しかもどこか平面的・・・
さらに影をつけるとわかりやすくなります
やはり透き通っているのは左だと思います。
そういう理由なのです。
これで下からの照り返しも描くことで
「ぬめり」というか「リアルっぽい」ものになります。
(あくまでリアルっぽいものです。記号ですから)
この描き方も記号なのです。
文字と同じです。
「わたしは絵が描けない」という人がいますが
実はみんな絵を描いているんですよね。
文字は記号だし、それでいて絵でもあるんです。
毎日描いているんです。
もともと日本古来の絵画は記号なんですよね。
西洋は見たままを描く写実絵画でしたが・・・
自分は対象物を記号化して描くことが好きです。
これからもいろいろなものを記号に置き換えて
描いていけたらなと思います。
記号でどう描こうか考えているときはワクワクします。
どんな記号におきかえると「それっぽく」なるか・・・
いろいろ試してみると面白いですよ。
ではでは。
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